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いいだ歯科・矯正歯科|吹田市佐井寺の歯医者

抜歯後の注意事項、ドライソケットについて

こんにちは、南千里駅・千里山駅が最寄りのいいだ歯科・矯正歯科です。

 

突然ですが、みなさんは抜歯を経験されたことはありますか?

特に親知らずを抜いた後などは、術後に気を付けることをたくさん説明されるかと思います。

今回はそういった注意事項を、簡単にまとめてみたので、参考にしてみてください。

 

  • 出血について

 

炎症の程度や基礎疾患の有無などにより、個人差はありますが、抜歯をすると必ず出血を伴います。

基本的には、ガーゼなどを強くかんで10分程抜歯した部分を圧迫をしておけば、ほとんど出血はなくなりますが、再出血の原因となるため、何度も口をゆすいだり、飲酒や激しい運動、長時間の入浴など血圧が上がるようなことは控えておいてください。

抜歯した翌日まで唾液に血が混じることはありますが、少量であればそのまま様子をみていただいて大丈夫です。

万が一再度出血した場合は、清潔なガーゼを大きめに丸めて15分以上しっかりとかんでおいてください。

それでもダラダラと出血が続く場合は、すぐに歯科医院に連絡してください。

 

  • 口腔衛生について

 

抜歯部位は清潔に保つ必要がありますが、過度に触りすぎると再出血の原因となったり、止血のための糸やパックが取れてしまうことがあるため、慎重にお手入れをする必要があります。

また感染の原因になりますの、抜歯部位は指や舌で触らないようにしましょう。(特に乳歯を抜歯したお子様は要注意です。)

歯磨きは抜歯した部位を触らないようにより丁寧に慎重に行ってください。また、歯磨剤をつけるとどうしても口をゆすぎがちになってしまうため、歯磨剤はつけない方が望ましいです。

何度もゆすいだり、過度のうがいは、かさぶたがはがれる原因になるため、後述する“ドライソケット”になりやすくなります。

 

  • 食事について

 

抜歯の際には必ず麻酔をしますが、少なくとも2時間程度は粘膜がしびれて感覚がない状態になっているので、麻酔が切れるまでは食事はしない方が望ましいです。

特に麻酔が効いている状態で食事をすると、食べ物をこぼしやすかったり、頬や唇を誤って噛んでしまって、翌日大きく腫れてしまうことがあります。

また抜歯当日は、硬いものや辛いものなどの刺激物は避けるようにしましょう。

 

  • 薬の服用について

 

抜歯後、数時間で麻酔が徐々に切れてきますが、必ず多少なりとも痛みを感じます。

痛みがあれば、処方された痛み止めを服用するようにしてください。

ただし、痛み止めを服用しても20~30分は効果があらわれないため、術後の痛みがどうしても心配な方は、麻酔が切れる前に痛み止めを服用しても構いません。

また、抜歯後の多くの場合は感染予防のため、抗生物質も処方されますが、歯科医師の指示通りに服用し、飲み切るようにしましょう。万が一じん麻疹や、その他の異常があれば服用を中止して、すぐに歯科医院に連絡してください。

 

  • 腫れについて

 

抜歯部位によっては多少腫れることがあります。特に埋まっているような親知らずを抜歯した際は、骨を削る量や粘膜を切開する範囲がどうしても大きくなるため、かなり腫れることもあります。

抜歯後2~3日目が最も腫れ、口も開けにくくなります。その後徐々に腫れは引いていきます。

親知らずを抜歯した際は内出血も起こすため、頬が青アザのように変色することがあります。時間とともに黄色っぽく変化していきます。アザによる変色に関しても、時間とともに徐々に無くなっていきます。

痛みや腫れを軽減させるために、患部を軽く冷やすのは効果的ですが、翌日以降も過度に冷やし過ぎるとかえって治癒が遅れてしまうため、冷やすのはできれば当日のみにしましょう。

  • その他のリスク

 

下の親知らずは下あごの骨の中にある太い神経の近くに位置することがあるため、親知らずの根っこが神経に触れていると抜歯中に神経を刺激して、舌や半側の下唇がしびれが一時的に残ることがあります。頻度としてはごく稀ですが、万が一そうなると神経を回復するための薬を服用する必要があります。

 

 

“ドライソケット”について

 

通常、抜歯後の穴はすぐに血で満たされて、徐々に固まりゼリー状のかさぶたができます。

2,3日後には周りの歯肉が増殖してきて、1週間程度で表面に粘膜ができ始めます。

その後数か月かけてそれが骨に置き換わっていき、傷口がふさがっていきます。

 

それに対し、抜歯後に強くうがいをし過ぎたり、穴が十分に血で満たされずに粘膜が出来上がりにくいと、骨の一部が露出して、3日後くらいから激しい痛みが出てくる場合があります。

その状態を「ドライソケット」といいます。

特に下の歯を抜いた場合に起こることが多いです。

 

万が一、ドライソケットになってしまった場合は、患部を定期的に消毒し、薬をおいて消炎、痛みを和らげるようにします。1~2週間ほどで徐々に痛みは改善していきます。

 

抜歯処置は出血を伴う治療になりますので、術後に気をつけなければならないことは多いですが、注意事項を守っていただければ順調に治癒していきますので、ぜひ押さえておいてくださいね。

その他にも抜歯後に気になることがあれば、遠慮なく当院にご相談ください。

 

いいだ歯科・矯正歯科
06-6337-4180

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