狭い範囲の虫歯や前歯など審美性が求められる部分の虫歯に対して、高分子樹脂材料（いわゆるプラスチック）を詰める治療です。
大きな特徴としては、
というメリットが挙げられます。
また虫歯に感染した歯質のみを取り除き、詰めていくため、型どりをする銀歯と比べると削る量がはるかに少なくなり、最大限ご自身の歯を残すことができるのもメリットの一つです。
当院では、虫歯があったとしてもまずは銀歯にせず、コンポジットレジンで治療することをオススメしています。
他院で銀歯になるといわれた方はぜひ一度ご相談ください。
※虫歯の深さや場所、強度的に欠けやすい場所ではコンポジットレジンが困難なケースもあります。
1.
虫歯になっている部分を
取り除きます
専用の器具を用いて、虫歯になってしまった部分のみを慎重に取り除きます。
（銀歯の場合と違い、健康な歯質の部分はほとんど削ることはありませんので、削除量を最小限にとどめることが可能です。）
虫歯除去の途中です
2.
コンポジットレジンを
詰めていきます
コンポジットレジン専用の接着剤を塗布し、治療している歯に合った色のコンポジットレジンを流し込んでいきます。その後、特殊なLED照射器を用いて材料を固めていきます。最近では照射器も進歩してきているため、３～５秒で固まります。
レジン
照射器
3.
形態を修正し、
かみ合わせを整えます
余分な材料を削り形を整え、専用の紙をカチカチと咬んでいただき、細かくかみ合わせを調整していきます。
歯に合わせた色のコンポジットレジンを詰め、形を整えました。もちろん、フロスもきちんと通るようになっています。
4.
終了です
治療はこの１回で終わりです。お疲れさまでした。
小さな虫歯の場合、基本的に10～20分ほどで終わります。
コンポジットレジンにも様々な種類がありますが、当院で扱っているコンポジットレジンは、治療後に汚れが付着しにくい材料を使用しています。そのため再び虫歯になるのを予防する効果があります。
またそのコンポジットレジンを歯に接着させるための専用の接着剤も抗菌作用のあるものを導入しております。
コンポジットレジンは、多くのメリットがある治療ですが、広範囲にわたる虫歯や神経を取った歯に対しては適応が困難な場合もあります。
虫歯があり、コンポジットレジンが適応できるかどうかお悩みの方、金属アレルギーが心配な方、今入っている銀歯を保険で白く変えたいという方など、いつでもお気軽にご相談ください。
